発熱を伴う疾患は非常に多岐にわたり、発熱だけで原因疾患を特定することは困難です。ここでは発熱の原因となる三大原因について解説します。
ウイルスや細菌が体内に入ると、病原体を排除しようと免疫活動が活発化します。このため体温の上昇がおこるのに加え、病原体が持つ毒素によっても発熱を起こします。
炎症性疾患には、自分自身の細胞や組織に対する抗体(自己抗体)が出来てしまう事で、誤って自分自身の細胞が攻撃を受けることで炎症が起きる自己免疫疾患などがあります。発熱が繰り返すなど、症状が繰り返す場合は、早めの受診をお勧めします。
がんはそれ自体が発熱の原因となる場合があります。どのがんでも発熱(腫瘍熱)は起こりえますが、白血病や悪性リンパ腫では発熱の頻度が高いといわれています。
発熱を起こす疾患には、細菌やウイルスへの感染、炎症性疾患、悪性腫瘍など多岐にわたします。症状のヒアリングを行った上で、感染症が疑われる場合は迅速検査、コロナ抗原検査を行います。他の疾患が疑われる場合は採血、レントゲンを用いて検査を行い、病気の特定を行ってきます。
症状のヒアリング・診察
感染症が疑わしい場合は迅速検査
必要に応じて採血やレントゲン
内服治療・点滴治療
必要に応じCT検査や特殊検査(結核など)
※ 治療の過程でさらに詳しい検査が必要と判断した場合は、連携病院や基幹病院を紹介することもあります。