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一般社団法人 虎ノ門中村クリニック神谷町院
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胆のう炎

胆のう炎

胆のうは右上腹部にあり、胆汁をためておく臓器です。胆汁は油脂を分解する消化液で、脂分の多い食事をしたとき、胆のうが収縮して胆汁を十二指腸に送りだします。この胆のうに炎症が起こることを胆のう炎とよびます。

胆のう炎

胆のう炎の原因

胆のう炎を起こす患者さんの多くは胆のうに胆石があるケースが多くあります。この胆石が胆のうから胆汁を運ぶ胆のう菅に詰まることで痛みがおこります。胆石が存在しない状態で急性胆嚢炎が発症する場合もあり、無石胆のう炎といいます。この無石胆のう炎は、大きな手術や、長期間の点滴栄養、長時間の絶食、免疫系の異常を原因として発生し、胆石起因の胆のう炎に比べ重篤です。

胆のう炎の症状

急性胆嚢炎の症状は痛みです。通常、右上腹部に痛み、15分から60分でピークに達し、その後一定の痛みが継続します。触診で右上腹部を抑えると鋭く痛みます。また、発熱を起こす場合のあります。

無石胆のう炎

無石胆のう炎では突然、上腹部に激痛が生じます。無石胆のう炎は原因にも書きましたが、大きな手術あとや長期間の点滴栄養など、別の疾患で集中治療室にいる患者さんに起こるケースがあります。

胆のう炎の検査

胆嚢炎の検査には、血液検査、腹部超音波検査、腹部X線検査などを行います。そのほか、胆道シンチグラフィー検査という画像検査を行う場合もあります。

血液検査:
血中の白血球の増加を調べます。胆のう炎の場合、中程度の白血球増加が認められます。

腹部超音波検査:
急性胆のう炎の場合、結石、炎症による胆のう壁の肥厚、腫れがが見られます。

腹部X線検査:
胆のう炎による炎症により腸の動きがとまり、それに伴う特徴的はガス像が見られることがあります。

胆のう炎の治療

急性胆嚢炎・慢性胆嚢炎ともに入院し、絶食して点滴を行います。また感染の可能性があるため抗生剤を静脈内投与します。炎症がある程度治まったら手術を行います。手術は胆のうを摘出するのが一般的で、腹腔鏡手術・開腹手術を行います。

当院での検査・治療の流れ

症状のヒアリング
腹部診察・超音波検査

内服治療
炎症の程度に応じ採血・ 点滴治療

再診
改善すれば経過観察
緊急性がある場合(胆嚢破裂・胆管炎等)はすぐに治療可能な病院を紹介します。

※ 治療の過程でさらに詳しい検査が必要と判断した場合は、連携病院や基幹病院を紹介することもあります。

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