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下血・血便について

投稿日:2021/08/04

下血・血便

下血・血便について(内科

血便は便に真っ赤な鮮血が混ざっている状態で主に肛門や下部大腸からの出血が原因です。

目に見えない場所の出血のため、その重症度は外からでは判断できません。急に血圧が下がりショック状態になることもあり危険ですので、下血・血便がある場合はすぐに当院へご相談ください。

一方、下血は便が真っ黒な状態でててくる状態です。黒色便は別名タール便とも言われ、上部消化管から出た血液が、消化液の影響を受けたり経時的な変化から黒色に変色します。

下血の主な原因は胃潰瘍や小腸などの出血が原因です。

便に血が混じる症状(下血・血便)は、切れ痔(裂肛)、いぼ痔(痔核)、胃潰瘍、胃ガン、十二指腸潰瘍、虚血性大腸炎、大腸憩室出血、メッケル憩室、薬剤性腸炎、感染性腸炎(カンピロバクター、サルモネラ、細菌性胃腸炎)、放射線性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸ポリープ、大腸ガンの可能性があります。

このように原因は多岐にわたるため、食事歴、家族歴、薬剤歴など丁寧にヒアリングをさせていただきます。

診察の際に治療の緊急性を判断することが重要で「今血が出ているのか」を確認する必要があります。

診断は肛門の診察、触診で、出血と痔核の有無を確認します。

痔の可能性がある場合は、軟膏や飲み薬による治療を提案し、1~2週間後に再受診をしていただきます。

大腸からの出血が疑われる場合は超音波検査や採血検査を実施し、出血源や貧血の程度を検査します。

大腸内視鏡検査、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を行った上で確定診断となります。

大腸がんの初期の場合は目に見える血便や下血はおこらないため、潜血検査で便を採取します。遺伝性の大腸がんが疑われる場合は採血検査で腫瘍マーカーを検査することがあります。

神谷町、虎ノ門ヒルズ、虎ノ門、新橋周辺で内科疾患・生活習慣病でお困りの患者様は当院へお気軽にご相談ください。

夜間診療、休日診療、日曜診療を行っております。
港区、中央区、大田区、渋谷区、新宿区、千代田区、文京区から30分以内でアクセス良好です。