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胆のう結石・胆のう炎、その症状と診断、治療方針

投稿日:2021/08/28

胆のう結石・胆のう炎。その症状と診断、治療方針(内科

胆のう炎は、「胆のう」という消化酵素を溜めておく風船状の臓器に炎症が起きることです。

食後に起こる右側腹部からみぞおちの痛みが特徴的な症状です。

その他、高熱や吐き気、黄疸、食欲不振を伴うこともあります。

黄疸問診や診察で、右側の腹部の痛み、発熱、吐き気や嘔吐など胆のう炎に特徴的な症状が見られるかどうかを確認する。急性胆のう炎では、右側上部の肋骨辺りを指で圧迫しながら患者に深く息を吸ってもらうと、痛みから途中で呼吸ができなくなる症状が見られ、診察時に確かめることで診断に役立つ。

次に血液検査で炎症反応があるかどうかを調べる。そして超音波(エコー)検査やCT検査といった画像検査を行い、胆のうの壁が厚くなっているかどうか、腫れているかどうか、胆石があるかどうか、周囲の組織や臓器の炎症があるかどうかなどを調べ、診断を確定する。治療まずは、絶食にして点滴を行い、抗生剤により細菌の感染を落ち着かせて全身状態を改善する。

そして炎症がある程度治まったら手術による治療を行う。しかし、胆のうが壊疽していたり穴が開いていたりするときは、こうした状態管理を行わず早急に緊急手術に入る。手術は、胆のうを摘出するのが一般的であり、腹腔鏡手術が一般的である。上腹部に手術の既往歴がある場合や、炎症が極めて強く、腹腔鏡手術では、安全に手術が施行できないと判断された場合には、開腹手術にて行う。腹腔鏡手術は、開腹手術よりも傷口が小さく、術後の回復も早いメリットがある。

なお、全身状態が悪いなどの理由ですぐに手術ができないケースでは、緊急的に胆のう内の感染胆汁を抜くだけの治療を行い、全身状態の改善を待って、胆のうを摘出する手術を行う。予防/治療後の注意急性胆のう炎は胆石症がきっかけで発症するケースがほとんどであることから、胆石の発生を防ぐことが予防につながるといえる。

胆石はコレステロールなど脂肪分の多い食事が原因でできるといわれているため、日頃からバランスの取れた食生活を心がけることが大切。

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