抗原・抗体・PCR検査について

こんにちは(^^)/

虎ノ門中村クリニック院長の中村です。皆様ご体調お変わりないでしょうか？

最近よく抗原検査、抗体検査、PCR検査についての問い合わせを頂くため、この場をかりて少しお話させて頂きたいと思います。まず、抗原検査とPCR検査はどちらも現在COVID19に現在感染しているかの検査にはなりますが、検査の内容は別です。

抗原とは、体内で免疫応答を引き起こす物質のことです。ウイルスや細菌、アレルギー物質（花粉、卵、小麦など）に含まれます。この抗原に対し、体内では「抗体」という免疫物質を産生し、体内に入った抗原を体外へ排除します。この抗原と抗体が対峙するときに発熱や蕁麻疹などの症状が起きます。これを免疫反応と言います。

COVID19の抗原検査は、COVID19抗原と反応する抗体があらかじめ検出キットにセットされていて、抗原を持っている人（感染している人）の判別ができます。

一方、抗体を検査してCOVID19の感染有無を判断する方法もあります。抗体には大きく２種類あって、急性期にウイルスと戦う抗体（IgM）と再度同じウイルスが体内に入ってきたときに戦う抗体（IgG）があります。急性期に抗体を検出することでウイルス感染の有無がわかる一方、ワクチンではIgGを作りウイルスに感染しにくい体を作ります。

PCR検査は唾液や鼻のぬぐい液などの体液からウイルスの遺伝子を増やしてウイルスが検出されるかを確認します。PCR検査が一番診断精度が高いと言われているため、COVID19確定診断に幅広く活用されています。

当院では、抗体検査・PCR検査を実施しております。

抗体検査は、自費にて￥5500（税込み）です。

PCR検査は、医師による診察にて症状が該当すると判断された場合、保険適応になります。

気になる症状がある方は、当院にご相談ください。