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一般社団法人 虎ノ門中村クリニック神谷町院
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前立腺肥大症

前立腺肥大症

前立腺は膀胱に隣接して尿道をとりまく臓器で、前立腺腋を分泌します。この前立腺が肥大することで、頻尿や尿の勢いが弱い、尿が出にくいなどの症状がおこるものが前立腺肥大症です。前立腺肥大症は、厚生労働省の患者調査によると、年間40万人~50万人の人が前立腺肥大で受診されています。

前立腺肥大

前立腺肥大症の原因

前立腺肥大症の原因は、加齢に伴う男性ホルモンの変化が関与していると考えられています。前立腺は男性だけにある臓器で、ここから分泌される前立腺腋は、精子の保護や運動機能を助ける働きがあります。

このため前立腺肥大症は、中高年になり男性ホルモンの変化が起こることにより発症すると考えられています。そのほか、前立腺肥大症に関連する因子としては、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常などがあります。

前立腺肥大症の症状

前立腺が大きくなると尿道の一部が狭くなります。そのため排尿に関するさまざまな症状がおこるようになります。症状は大きく分けて以下の5つです。

  • 排尿困難
  • 頻尿
  • 尿意切迫感
  • 残尿感
  • 尿失禁

前立腺肥大症の治療

前立腺肥大症の治療には薬物療法がまず用いられます。膀胱や前立腺の一部の筋肉を緩めることで尿のとおりをよくするお薬や、男性ホルモンの働きを抑えるお薬を用います。薬物療法で効果が不十分であったり、合併症が生じている場合は手術が検討されます。

薬物療法について

前立腺肥大で尿が通りにくい場合は2つの原因が考えられます。まずひとつは前立腺の平滑筋に対し、交感神経の緊張が亢進することで前立腺が収縮して尿道を圧迫して尿の通りをわるくします。2つめは前立腺が大きくなったため、物理的に尿道を圧迫することで尿の通りを悪くします。これら2つの原因に対して、交感神経α1遮断薬、ホステジエステーゼ5阻害薬、抗男性ホルモン薬の3種類の薬剤が広く用いられています。

交感神経α1遮断薬(ハルナール®、フリバス®、ユリーフ®など)は交感神経受容体を遮断することにより前立腺平滑筋を緩め尿道の圧迫を緩和します。ホステジエステーゼ5阻害薬(ザルティア®)は前立腺や膀胱の出口の平滑筋を弛緩させることで尿道の圧迫を緩和します。抗男性ホルモン薬(アボルブ®など)は肥大した前立腺を小さくして尿道の圧迫を緩和します。

当院での検査・治療の流れ

症状のヒアリング・腹部所見の診察

超音波検査で前立腺を評価

内服治療 または 泌尿器科ご紹介

※ 治療の過程でさらに詳しい検査が必要と判断した場合は、連携病院や基幹病院を紹介することもあります。

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