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一般社団法人 虎ノ門中村クリニック神谷町院
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円形脱毛症

円形脱毛症

円形脱毛症は頭髪の一部が円形や楕円形に抜け落ちるもので、はっきりとした原因はまだわかっていないものの、自己免疫疾患を原因とする説があります。円形脱毛症は突然発症するというのが特徴で、よくなったり悪くなったりを繰り返して脱毛部分が大きくなる事もあります。また、重症化すると頭髪が失われるケースもあります。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因は、毛包と呼ばれる髪の毛の元となる細胞がリンパ球によって攻撃を受ける事が原因と考えられています。(自己免疫の異常が多いと考えられています。)髪の成長期にリンパ球による攻撃を毛包が受けることで髪が弱くなり、結果的に髪が抜けていきます。リンパ球による毛包の攻撃がなぜ起こるかについてはまだ解明されていません。

甲状腺機能や副腎皮質機能などの異常でホルモン分泌が乱れることで脱毛を起こすことがあります。このような場合は根本的な治療をしないと改善しません。

円形脱毛症の症状

円形脱毛症の症状は、円形、もしくは楕円形に髪が抜け落ちるということです。この円形に髪が抜け落ちた箇所を脱毛班といい突然現れます。小さな脱毛班で軽症の場合は1年以内に治ることも多くありますが、重症の場合は毛髪が失われることもあります。

円形脱毛症の治療

円形脱毛症の治療については、初期の脱毛班でまだ小さな場合は、毛包の炎症を抑えるためのステロイドなどの塗り薬を用います。症状が改善しない方に対しては、ステロイドの局所注射を行う場合もあります。また、塩化カルプロニウム外用(フロジン液)を処方することもあります。1年以内の治癒率は80%と言われていますので、焦らずしっかり治療していきましょう。

社団法人日本皮膚科学会「円形脱毛症診療ガイドライン2017」によると、セファランチン(アレルギー反応を抑制する作用や、血流を促進する作用などがある治療薬)、グリチルリチン、(国内で多く単発型および多発型の治療で使用)等が内服治療として挙げられます。

当院での検査・治療の流れ

脱毛箇所の確認

原因検査のための採血
(甲状腺機能異常、血球異常など検索)

治療

再診

※ 治療の過程でさらに詳しい検査が必要と判断した場合は、連携病院や基幹病院を紹介することもあります。

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